読了目安14分 2026年7月30日

Odysseus AIをLinuxにインストールする方法:ネイティブ版とDocker版の完全ガイド

Linux環境に合う方法を選び、初回ログインを確認し、ワークスペースとモデルサーバーを混同せず安全に公開します。

Odysseus AI Wiki編集部
Odysseus AI Wiki編集部
Odysseus公式リポジトリを確認して作成した、独立したファン向けガイドです。

要点: 最も簡単なLinux導入方法はDocker Composeです。コンテナーが正常になったらhttp://localhost:7000を開きます。Pythonプロセスを直接管理したい場合や開発用途ではネイティブ版を選びます。どちらも最初は127.0.0.1だけで起動し、一時パスワードを変更してからLANやTailscaleの設定へ進んでください。モデルは同じLinux機で動かす必要はありません。

Odysseus AIのLinux導入には、公式Docker Compose手順とPythonネイティブ手順があります。現在の公式文書ではDockerが推奨されています。ネイティブ手順ではPython 3.11以上、仮想環境、requirements.txt、setup.py、7000番ポートで動くUvicornを使います。本ガイドでは両者を明確に分け、Ollamaなどのモデルサーバーとの関係、初回ログイン、ネットワーク公開、更新時の確認まで順番に説明します。

インストール前にネイティブ版かDocker版かを決める

公式の複数サービス構成を再現しやすく、ホストOSとの境界を保ちたい場合はDockerが基本です。PythonやUvicornのプロセスを直接確認したい場合、リポジトリ開発を行う場合、コンテナーを介さずホストのツールを使いたい場合はネイティブ版が適しています。

ローカルモデルを使うだけならネイティブ版に限定されません。どちらの方式でもOllama、vLLM、SGLang、OpenAI互換エンドポイントへ接続できます。またDockerを選んでもGPUが自動で有効になるわけではなく、ホストドライバー、コンテナーランタイム、Composeオーバーレイの確認が必要です。

判断項目 Linuxネイティブ Docker Compose
最短の開始方法 手順が多い 公式推奨
プロセス確認 Pythonを直接確認 ログとヘルスチェック
付属サービス 個別設定 Compose構成
ホストツール 直接利用 マウントや外部接続が必要
GPU モデル実行環境次第 GPUパススルーの検証が必要
向いている用途 開発・直接管理 初回導入・再現性

Linux導入前の確認項目

クローン前にブランチ、Python、ポート、空き容量、モデルの実行場所を確認します。公式リポジトリではdevが最新変更を受け取る既定ブランチで、mainはより選別されたブランチと説明されています。2026年7月30日の確認時点でGitHub Releases、バージョンタグ、公式バイナリはありません。そのため本ページでは架空の最新バージョンやインストーラーを案内しません。

ネイティブ版はPython 3.11以上が必要です。Docker版はDocker EngineとComposeプラグインを確認します。APP_PORTを変更しない場合は7000番ポートを空けます。ネイティブLinuxでCookbookのモデルダウンロードやバックグラウンド実行を使う場合、公式文書ではtmuxも要件として示されています。

  1. devかmainを選ぶ

    最新変更を優先するならdev、より選別された状態を優先するならmainを選びます。

  2. モデルの実行場所を決める

    同じホスト、別サーバー、ホスト型APIのいずれかを先に決めます。

  3. ポートを確認する

    7000番が空いているか確認し、必要ならAPP_PORTを変更します。

  4. 初回起動を非公開にする

    生成されたパスワードを変更するまでは127.0.0.1だけで起動します。

Python・Docker・ポート確認
python3 --version
docker --version
docker compose version
ss -ltn | grep ':7000' || true

Odysseus AIをLinuxへネイティブインストールする

ネイティブ手順では隔離された仮想環境を作り、依存関係を導入し、セットアップを実行してUvicornでASGIアプリを起動します。管理下のディレクトリで一般ユーザーとして実行してください。sudo pipはシステムPythonとプロジェクト依存関係を混在させ、更新や削除を難しくするため避けます。

最初の起動コマンドはループバックだけにバインドします。これは正しい初期設定です。対話起動、ログイン、モデル接続が成功してからsystemdなどへ移行し、同じ作業ディレクトリ、仮想環境、環境変数を使用してください。

不用意にポートを公開しない

0.0.0.0へ変更するとネットワークから到達可能になります。AUTH_ENABLED=trueを維持し、信頼できるLANまたはVPNに限定し、公開環境では適切なHTTPSリバースプロキシを使用してください。

クローンとインストール
git clone https://github.com/odysseus-dev/odysseus.git
cd odysseus
python3 -m venv venv
source venv/bin/activate
pip install -r requirements.txt
python setup.py
Linuxサービスを起動
python -m uvicorn app:app --host 127.0.0.1 --port 7000

Docker ComposeでOdysseus AIをインストールする

公式クイックスタートではDockerが推奨されています。.env.exampleのコピーは任意ですが、展開設定を明示できるため便利です。コンテナーをビルドして起動し、正常性を確認してからOdysseusのログで一時管理者パスワードを読みます。

Composeは既定でWeb UIを127.0.0.1へバインドします。7000番が使用中なら.envでAPP_PORT=7001など空きポートを設定し、コンテナーを再作成します。APP_BIND=0.0.0.0はポート競合の解決策ではありません。

公式Dockerクイックスタート
git clone https://github.com/odysseus-dev/odysseus.git
cd odysseus
cp .env.example .env
docker compose up -d --build
状態と認証情報を確認
docker compose ps
docker compose logs odysseus --tail=120

モデルを追加する前に初回ログインを確認する

Linuxホストでhttp://localhost:7000を開きます。初回セットアップでは管理者アカウントが作成され、一時パスワードが端末またはコンテナーログへ表示されます。ログイン後に設定画面で変更し、新しいブラウザーセッションでもログインできることを確認してからリモートアクセスへ進みます。

次に既知のモデルエンドポイントを1つだけ追加し、短いメッセージを送ります。画面は開くのに応答だけ失敗する場合、Linux導入自体は正常な可能性が高いため、URL、認証情報、モデル名、ファイアウォール、モデル実行環境を確認します。

  1. ローカルページを開く

    localhost:7000でログイン画面が表示されるか確認します。

  2. 生成パスワードを読む

    端末またはログを確認し、既定パスワードを推測しません。

  3. 認証情報を変更する

    LAN、VPN、プロキシを使う前に変更します。

  4. モデルを1つ試す

    既知のエンドポイントと短いプロンプトで確認します。


GPUは主にモデル実行環境の問題として扱う

Odysseusワークスペース自体は比較的軽量で、GPU需要の大部分はローカル推論から生じます。ネイティブ版はホストのOllamaへ直接接続でき、Docker版もDockerソケットをマウントせずホストや別サーバーのエンドポイントを利用できます。

NVIDIAやAMDをコンテナーで使う場合、最初にホストドライバーとパススルーを確認します。公式の診断スクリプトとオーバーレイが利用できます。コンテナー内でnvidia-smiが成功しても、llama.cpp、vLLM、SGLangに必要なCUDAやROCmライブラリまで正しいとは限りません。

変更を行わないNVIDIA診断
scripts/check-docker-gpu.sh
DockerからホストOllamaへ接続
http://host.docker.internal:11434/v1

LinuxのOdysseusをTailscaleへ安全に接続する

Similarwebのphrase matchではconnect odysseus to tailscale linuxが低難易度の補助クエリとして確認されました。リモートアクセスはローカル導入後の作業なので、本Linuxガイド内で扱うのが適切で、薄い別ページを作る根拠にはなりません。

アプリを0.0.0.0または適切なインターフェースへ意図的にバインドし、認証を維持し、Tailscaleポリシーやホストのファイアウォールで端末を制限します。ブラウザー機能が安全なオリジンを必要とする場合はHTTPSを使用し、アプリやモデルの生ポートをインターネットへ直接転送しないでください。

安全なリモートアクセスの順序
1 ローカル確認

127.0.0.1でログインとモデルテストを完了します。

2 意図してバインド

認証を保護してからAPP_BINDまたはUvicornのホストを変更します。

3 制限と暗号化

信頼できる端末だけを許可し、HTTPSを追加し、モデルポートを非公開にします。

公式セットアップガイドのLAN、Tailscale、認証、HTTPSに関する注意を基にした編集図です。

信頼できるVPN向けネイティブ起動
python -m uvicorn app:app --host 0.0.0.0 --port 7000
Docker環境変数
APP_BIND=0.0.0.0
AUTH_ENABLED=true

存在しないリリース番号を使わず安全に更新する

2026年7月30日時点で公式Releaseやバージョンタグはありません。devは頻繁に変わり、mainはより選別されています。そのため本ガイドでは最新バージョン番号、ファイルサイズ、バイナリインストーラー、恒久的な直接ダウンロードURLを主張しません。

更新前に現在のブランチを記録し、データと.envをバックアップし、変更内容を確認して同じブランチを更新します。無関係な保守作業中にmainからdevへ切り替えないでください。再ビルド後はログイン、モデル、ネットワークを再確認します。

ブランチを確認して更新
git status --short
git branch --show-current
git pull --ff-only
# Docker
docker compose up -d --build

Linuxインストールのトラブルシューティング

プロセス、ポート、ログイン、モデルエンドポイント、追加サービスの順に確認します。複数の層を同時に変更すると原因が分からなくなります。

症状 考えられる層 最初の確認 安全な次の対応
localhost:7000が開かない アプリまたはコンテナー Uvicorn出力またはdocker compose ps ログとポートを確認
ポート使用中 ホストネットワーク ss -ltnp APP_PORTを変更するか既知のサービスを停止
パスワード不明 初回認証 端末またはログ 生成パスワードで入り変更
画面は動くが応答しない モデル接続 URL、モデル、認証、ファイアウォール エンドポイントを個別テスト
DockerからホストOllamaへ届かない コンテナー間通信 Ollamaのbindとhost.docker.internal 必要な信頼済みインターフェースだけを許可
GPUが見えない ドライバー・パススルー ホストツールと診断スクリプト オーバーレイ前にホストを修正
VPNのHTTPでコピー不可 安全なオリジン HTTPかHTTPSか 信頼できるHTTPSを設定

Linuxインストールのよくある質問

公式推奨のDocker Composeです。開発やホストの直接管理にはPythonネイティブ版が向いています。

現在の公式ガイドではPython 3.11以上が必要です。

現在の手順は7000番を使います。APP_PORTで別の空きポートへ変更できます。

はい。到達可能な互換エンドポイントを設定し、ネットワークとファイアウォールを保護します。

はい。ローカル確認後、AUTH_ENABLED=trueを維持し、端末を制限し、必要に応じてHTTPSを使います。

2026年7月30日の確認時点ではバージョン付きReleaseやバイナリはありません。公式リポジトリでdevまたはmainを選んでください。

確認した公式情報

  1. Odysseus公式リポジトリ - ブランチ、ライセンス、ソース導入、公式画像。
  2. Odysseus公式セットアップガイド - Linux、Docker、GPU、ログイン、ポート、Tailscale、HTTPS、障害対策。
  3. Docker Engine公式文書 - Linuxディストリビューション別の導入手順。
  4. Tailscale Linux導入文書 - VPN導入と端末接続の公式手順。

関連ガイド

公式dev・mainブランチの最終確認日:2026年7月30日

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